廃棄基板・サーバー/電子廃棄物リサイクル
事業系-電気電子機器廃棄物(WEEE)/貴金属回収・精製
廃基板をはじめとする電子廃棄物は、Eスクラップ、E-waste、またはWEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)として知られ、PCやスマートフォン、データセンターのサーバーなどから発生します。これらは金やパラジウムなどの貴金属を含む「都市鉱山」としてリサイクルが求められます。
しかしこれらの機器には機密データが残ることが多く、貴金属回収前に厳格な機密滅却が必要です。当社は最高水準のセキュリティ体制を備えた自社工場で、機密滅却から貴金属回収・精製まで一貫サービスを提供しています。
さらに回収時には、オンサイトで滅却処理を行う「移動式破砕車」を使用し、徹底した機密保持体制で対応します。抽出・精製した貴金属は当社が製造する加工品・化成品として半導体・電子部品の製造に使用され、貴金属リサイクルのループが完成します。
法人が廃棄する事業系電気電子機器機器類の再資源化については、貴金属のライフサイクルをマネジメントし、資源保全・活用のソリューションを提供する当社へお問合せ下さい。
アジア最大規模の貴金属リファイナーが「都市鉱山」貴金属資源を活かし守ります。
創業以来、貴重で限られた資源である貴金属資源を「活かす」・「守る」を事業の柱としてきた松田産業の電子廃棄物を鉱源とした貴金属リサイクルの効率向上への取り組みを紹介します。
増え続ける事業系電子廃棄物のリサイクルとその課題を貴金属リファイナーとして解決します。
課題解決1:事業系電子廃棄物を経済的かつ安定的、安全に収集する物流網を保有しています。
課題解決2:貴金属を高純度に取り出して鉱源とする技術を有しています。
廃棄サーバーなど、データセンター電子廃棄物のリサイクル方法について
当社は、アジア最大規模の都市鉱山型貴金属精錬会社として、多くの貴金属資源を含む電子廃棄物から貴金属を抽出し、再び半導体や電子部品に使用される貴金属素材へと戻す事業活動を展開しています。その貴金属鉱源の一つが、データセンターから廃棄されるサーバー(ストレージ)やマザーボードです。
サーバーを廃棄し、金属資源を回収するためには、まず「機密滅却」を行います。回収元の敷地内で電子回路基板を取り出し、車載破砕機を用いて機能破壊を実施します。続いて、前処理工程、抽出工程、精製工程を経てメタル状の貴金属が得られます。抽出後の残材も適切に処理されます。
地球環境に優しく、経済的な採掘
世界を取り巻く環境は大きく変革を続け、経済発展とともに電気電子機器を活用した情報化社会が進んでいます。
一方で、使用済みのHDD(ハードディスク)やサーバーなどの電気電子機器は、貴重な資源や情報を抱えたまま廃棄され、資源の埋没や機器に残るデータの流出が課題となっています。当社は、歴史ある貴金属精錬技術と高度な機密滅却機能を活用し、都市鉱山における資源効率性(RE)の課題解決に取り組み、循環経済の構築を推進しています。
廃電気電子機器からの資源リサイクル事業は、世界でも数が少ない都市鉱山型貴金属精製会社であること、国内では産業廃棄物収集運搬業許可を取得した自社回収ネットワークを保有していること、高度なセキュリティシステムで守られた「安全・安心」な前処理・精製工場であることが特徴です。
歴史ある貴金属精製技術と事業規模をベースにして都市型鉱山である廃電気電子電気機器からの貴金属資源のリサイクルに対する課題解決をサポートし、循環型社会の構築を推進しています。
松田産業の最大の特色の一つは、全国をカバーする産業廃棄物の収集運搬ネットワークです。47都道府県で産業廃棄物の収集運搬業許可を取得し、定期ルート回収も行っています。各主要都市に拠点を整備し、積替え保管機能を活用して収集運搬コストの低減を提案します。
高度なセキュリティ体制と強固な入退室管理システムに守られた自社工場で、回収した廃電気電子機器内の機密データ及び技術情報の流出を完全に防止致します。